D-2 冠状動脈バイパス手術
*医療系*
執刀医からのお話が
執刀医から術前説明を受けました。説明資料はA45枚にぎっしり記述されており、圧巻です。(様々な意味で対策が取られています)
胸部から動脈一本、胃の下の方から動脈一本、左手から動脈一本をそれぞれ取得して右一本、左二本の冠状動脈にバイパスするとの事。
静脈には逆流を防ぐ弁がついており狭窄しやすい事、動脈は高い血圧に耐えられる事から全て動脈を使ったバイパス術になりました。まだ若くできるだけ再狭窄をしない様にと最大の措置を施す事になりました。
リスクが高い手術になる
但し、私は急性間質性肺炎を発症しており完治しているわけではありません。それが手術をキッカケに悪化する可能性がある事、肺炎を抑える意味で、依然ステロイド10mlを投与しており、手術で炎症が起きやすい状態である事、とかなりリスクを背負った状態での手術になりそうです。
端的に通常の場合の2〜3倍程度のリスクとなります。術中死亡の確率が0.5%が1.5%程度になるイメージ。
それなりにリスクを背負った手術であり、執刀医も熟練の医師が担当する事になりました。
事前準備に手を抜かない
その医師はできる準備は手を抜かず、すべて手順に則り進めたいとおしゃりました。
これは、「手順を無視した部分があるとそこに乗じて何かが起きる」という事を防ぐ意味で重要です。
大きな事故は、たまたまの「手順飛ばし」、「軽度の不具合の重なり」、そこに決定的な出来事が起きる、それをバックアップするはずの部分が手順飛ばしや、軽度不具合によりバックアップ出来なくなった結果で起きる事が多い。
自分も以前システム屋をしていた時にそれらで重大なミスを犯した事もあり、身にしみます。
これには私も大賛成です。
妻も急遽予定を変更
なので、当初朝だけ立ち会うつもりだった妻も仕事を休みとして、手順に則り院内で一日待機する事にしました。妻の職場には大変な迷惑が掛かってしまい、大変申し訳無い話です。
全ての準備ができました!
経験豊富な執刀医、丹念な準備、家族の協力、全て準備が整いました。
ここまでくれば、後は自分が術後にどれくらい早く「座る事」「立つ事」「歩く事」にチャレンジできるかが早期退院の決め手になります。
16日朝8:00に手術室に向かい、術前準備に1時間、その後手術に5時間、術後ICUに出てくるまで2時間程度、でICUで面会できるのは17時から19時くらいになります。
と言っても自分が意識が戻るのは22時くらいらしいです。
さらにICUから出て一般病棟に戻るのは早くて翌日土曜日か通常だと日曜日あたりです。
ここまでICU内で「座る」「立つ」程度は出来ていないといけません。
このブログは明日の更新後、日曜日当たりまで更新できない可能性があります。ICUではPCは愚かスマフォも使えません。
術後の最初の更新でどんな言葉が出るか楽しみですね。
*今日はバレンタインディ*
お世話になった方々に
担当看護師のA看護師、いつも笑顔で対応してくれる助手の皆様、朝早くから掃除をしてくれる方、お世話になっている患者の方、皆女性ですが、私からチョコレートをお渡ししました。
喜んでいただけました!
準備はできた!さぁ、早く金曜日になぁれ!